大宮七里眼科

大宮七里眼科

048-686-7000

加齢黄斑変性Age-related macular degeneration

大宮七里眼科では加齢黄斑変性治療行っています。

大宮七里眼科では加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)への治療である抗VEGF抗体(薬品名: ラニビズマブ、アフリベルセプト)という薬剤の硝子体注射による治療を行っています。薬品名・ラニビズマブ、アフリベルセプトの硝子体注射は公的健康保険の適応となります。

加齢黄斑変性は網膜の下の脈絡膜から新生血管ができる疾患です。最近まで不治の病でした。大宮七里眼科ではラニビズマブやアフリベルセプトの硝子体腔内注射による加齢黄斑変性の治療を行っています。

「新聞の文字が見にくくなってきた」「障子の桟(さん)が曲がって見える」などの症状がある方、加齢黄斑変性の疾患の疑いがあると思われる方は、大宮七里眼科にご相談ください。

加齢黄斑変性とは?

加齢黄斑変性は、紫外線や加齢が原因で起こる眼の病気ですが、早い方では40代で発症することもあります。
黄斑(おうはん)とは網膜の中央にある、ものを見るために一番重要な部分です。この部分に異常が発生すると、視力が低下したり、ものの見え方に支障をきたすようになります。欧米では失明の主要な原因として以前から知られていましたが、日本では、失明という深刻な事態を招きかねない病気であるにもかかわらず、一般にはまだ良く知られていません。
50歳以上の方は、約70万人が加齢黄斑変性であると推測されています。

加齢黄斑変性とは?

加齢黄斑変性の症状とは?

加齢黄斑変性になると、見たいところが見えない、読みたい文字が読めないなど、日常生活に支障をきたします。網膜(もうまく)とは目をカメラに例えるとフィルムにあたる所です。加齢黄斑変性はその網膜の真ん中である黄斑(おうはん)におこります。したがって視野の真ん中が見にくくなります。

2焦点レンズと3焦点眼内レンズの見え方のシミュレーション

主たる症状としては

などがあげられます。片方の目から発症することもあり、症状に気づきにくく、かなり病気が進行してから眼科を場合も多数見られます。

視覚障害者手帳の交付原因疾患の第4位が加齢黄斑変性です

加齢黄斑変性は、年を取るとともに黄斑の働きに異常が起こり、視力が低下する病気です。
日本人に多いタイプでは、脈絡膜(みゃくらくまく)から発生する異常な血管(脈絡膜新生血管)が原因で発症します。日本では視覚障害者手帳の交付原因疾患の第4位で、高齢者の失明原因として知られています。

(右表)
出典元:網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する研究. 平成17年度総括・分担研究・報告書42.わが国における視覚障害の現状より

2焦点レンズと3焦点眼内レンズの見え方のシミュレーション

発症しやすい人について

加齢黄斑変性は、わが国でも急速に増加している眼の病気です。
加齢黄斑変性の発症のリスクを高めることとして、喫煙、日光(紫外線)を浴びることなどが報告されています。

特に有名なのは喫煙で、喫煙による酸化ストレスが眼に蓄積すると、加齢黄斑変性の原因になる病的変化を引き起こすといわれています。加齢黄斑変性の予防や、発症してしまった方が進行を遅らせるためには、禁煙が非常に重要です。

加齢黄斑変性の種類

加齢黄斑変性は、脈絡膜から発生する脈絡膜新生血管の有無で「滲出型(しんしゅつがた)」と「萎縮型(いしゅくがた)」に分類されます。滲出型加齢黄斑変性と萎縮型加齢黄斑変性には、下記のような違いがあります。

subopeIndex000158

よくあるご質問

加齢黄斑変性はどうすれば早期に発見できますか?
加齢黄斑変性の症状を発見するのに便利な、アムスラーチャート(格子状の表)と呼ばれるチェックシートがあります。 アムスラーチャートでは、約30センチメートル離れた距離から、線がゆがんで見えたり、中心が暗く感じたりしないか片眼ずつ確認します。 加齢黄斑変性の初期症状では、ものがゆがんで見えます。アムスラーチャートは格子状になっているので、加齢黄斑変性の症状のチェックに便利ですが、アムスラーチャートを使用しなくても、日常身の回りにあるまっすぐなものでも代用できます。
片眼ずつ、直線がゆがんで見えないかをチェックしてください。
どのような人が発症しやすいのですか?
病名にもあるように加齢が一番の原因で、日本では50歳以上の方のうち約70万人がこの病気のおそれがあるといわれていますが、早い方では40代でも発症します。
日本人では男性に多く、また男女とも喫煙歴のある方が特になりやすい病気です。
病気の原因は何でしょうか?
加齢黄斑変性は網膜のすぐ外側にある脈絡膜から異常血管(脈絡膜新生血管)が発生することが起こります。脈絡膜新生血管はもろいため、破れて出血したり、血液中の成分が漏れ出たりして、その水分が組織内に溜まります。その結果、網膜を押し上げるため黄斑が腫れて、見え方に異常があらわれます。
加齢黄斑変性にはどのような治療法がありますか?
治療には、下記のような治療法があります。
・抗血管新生薬療法
・光線力学的療法
・レーザー光凝固術
・内服薬
加齢黄斑変性は放っておいたらどうなりますか?
この病気は進行性の病気です。放っておくと視力が低下し、「社会的失明」と呼ばれる矯正視力0.1以下の状態に進行することがあります。 加齢黄斑変性は進行が早い場合が多いので、症状に気づいたらすぐに診察してください。
加齢黄斑変性は治りますか?
加齢黄斑変性は完治することが非常に難しい病気です。加齢黄斑変性で視力が低下した場合には、治療では網膜の状態をできる限り改善させ、低下した視力を維持することが目標となります。加齢黄斑変性は放っておくと、病状がどんどん進行していきます。できるだけ良い眼の状態を維持するために、早期発見、早期治療が非常に大切です。