大宮七里眼科

大宮七里眼科

048-686-7000

多焦点眼内レンズMultifocal intraocular lens

多焦点眼内レンズ

国内初承認の3焦点眼内レンズ・パンオプティクス

多焦点眼内レンズは手元と遠くの両方に焦点を合わせることで、日常生活での利便性を向上させることのできるレンズです。従来の単焦点眼内レンズよりも質の高い視覚情報を得ることができます。

多焦点眼内レンズは常に複数の距離の情報を得ることにより、質の高い視覚情報をより多く得ることができます。 人間は常にまわりからの情報を得ることで生活しています。その情報は視覚や聴覚、味覚、触覚などの感覚を、目や耳などの感覚器官で得ています。人間の得る情報のうち、視覚情報は80%以上と言われています。しかし単焦点眼内レンズではピントの合っていない距離がある、または焦点の合っていない距離が多いため、十分な視覚情報を得ることができないことがあります。 多焦点眼内レンズはより多くの距離にピントの合っているため、たくさんの視覚情報を同時に得ることが出来ます。それによって多焦点眼内レンズでは、単焦点眼内レンズよりも便利な日常生活をすることができます。

大宮七里眼科では、この多焦点眼内レンズによる白内障手術を行っています。

大宮七里眼科は多焦点眼内レンズの取り扱い施設

大宮七里眼科では白内障手術の際に公的保険の適応である単焦点眼内レンズか、公的保険外診療となる多焦点眼内レンズかが選択できます。公的保険の適応である従来の人間の手による手術か、公的保険外診療となるレーザー白内障手術かも選択できます。

大宮七里眼科では、医師から直接患者さんおひとりおひとりに多焦点眼内レンズと単焦点眼内レンズの違い、レーザー白内障手術と従来の人の手による手術の違いについて丁寧にご説明しています。

大宮七郷眼科は多焦点眼内レンズの取り扱い施設

その説明を聞いていただいた後に、患者さんに多焦点眼内レンズか単焦点眼内レンズか、レーザー白内障手術か従来の人の手による手術かを選んでいただいています。
大宮七里眼科では乱視も軽減することのできる乱視用多焦点眼内レンズについても取り扱っています。2019年に国内で認可された3焦点眼内レンズ(パンオプティクス)も使用しています。ご希望の方はご相談ください。

単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズ

■単焦点眼内レンズについて

保健適応となる単焦点眼内レンズでは基本的に遠方に焦点を合わせた場合、手元には焦点が合いません。 したがって手元の文字をみるたびに眼鏡使用が必要となります。下の写真は単焦点眼内レンズの見え方の例です。遠くの野菜はよく見えていますが手元のメモはかすんでいます。

■多焦点眼内レンズについて

多焦点眼内レンズは遠方にも近方にも焦点が合っている眼内レンズです。下の写真は多焦点眼内レンズの見え方の例です。遠くの野菜も手元もメモもよく見えています。 手元と遠くが同時に見えることにより、いちいち買い物で老眼鏡をとりださなくても手元の文字を見ることができます。

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多焦点眼内レンズのメリットはただ単にメガネがいらなくなることではありません。多焦点眼内レンズの最大のメリットは、「単焦点眼内レンズでは得られない便利さを得ることができる」ことです。単焦点眼内レンズでもメガネをかければ手元は見えますが、そのままでは遠くが見えないために結局はメガネをいちいち使用せずに見えないままでいる人が大半です。若い頃には見えていた手元の文字という有用な情報を得ることをあきらめてしまうことです。しかし多焦点眼内レンズでは常にさまざまな距離の情報を得られるために、有用な情報も切り捨てずに得ることができます。

老眼になると誰もが手元や遠くの情報を同時に得ることができなくなります。しかしそれは人間が得る情報のなかでもっとも大きな割合を占める視覚情報の量や効率が下がることなのです。多焦点眼内レンズでの白内障手術は、視覚情報の質と効率を上げるための最も有効な方法と言えます。

欧米では多焦点眼内レンズは「プレミアム眼内レンズ」と呼ばれています。

不幸にも若年者が白内障になった場合、単焦点眼内レンズの場合には手術前に眼鏡なしで見えていた手元が、逆に老眼鏡なしには読めなくなってしまうことがあります。病気を治す手術をすることにより、老眼年齢でもないのに老眼鏡が必要になってしまうのです。しかし多焦点眼内レンズでは若年者でも白内障手術前のような近方視力を得ることができます。

技術について

多焦点眼内レンズとは?

白内障手術で使用する眼内レンズは、焦点が一つの単焦点眼内レンズと焦点が複数ある多焦点眼内レンズがあります。単焦点眼内レンズは人間がもつ本来の水晶体と違い、焦点を調節する機能がありません。 それに対し多焦点眼内レンズは、遠くと近くの両方に焦点を合わせることができます。

- 単焦点レンズ【保険適用】

単焦点眼内レンズは焦点が一つしかないので、選んだ焦点以外の距離を見るためには眼鏡が必要になります。したがって多くの患者さんは老眼鏡などの眼鏡が必要になります。

- 多焦点レンズ【保険適用外(自由診療)】

多焦点眼内レンズは遠くと近くの両方に焦点を合わせることができるので、多くの患者さんが眼鏡なしで生活することが可能になります。

多焦点眼内レンズとは?

単焦点眼レンズで遠方に焦点を合わせた場合、手元には焦点は合わず、ほとんどの場合は老眼鏡が必要となります。多焦点眼レンズについては遠方にも近方にも焦点があるため、ほとんどの場合は老眼鏡なしで生活が可能地となります。

手術・治療の流れについて

よくあるご質問

多焦点眼内レンズと単焦点眼内レンズの違いはなんですか?
眼内レンズは、白内障手術において除去した元の水晶体の代わりに入れる人工のレンズです。眼内レンズには単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズがあります。単焦点眼内レンズの場合は、遠方か近方のいずれかを見る際にメガネが必要になることがほとんどですが、多焦点眼内レンズは、ほとんどの場合メガネが不要になります。
多焦点眼内レンズにはどんな保険がききますか?
当院の多焦点眼内レンズを使用した白内障手術は自費診療となります。公的保険は使用できません。しかし民間保険会社による給付金の支給対象になることがありますので、加入している保険会社にお問い合わせください。また、確定申告時に医療費控除の対象となりますので、税務署、税理士等にお問い合わせください。
多焦点眼内レンズは誰にでもできますか?
白内障手術の適応があれば多くの場合に多焦点眼内レンズを使用することができますが、中には多焦点眼内レンズが有用でない場合があります。重症の緑内障、重症の糖尿病網膜症、重症の加齢黄斑変性などがそれに当たります。多焦点眼内レンズが有用であるかどうかは、白内障手術の前に精密眼底検査などを行った結果で判断します。
自分は30歳です。白内障がだいぶ進行していると思います。手術で多焦点眼内レンズは使用できますか?
若い方にも、多焦点眼内レンズを使用することができます。多焦点眼内レンズは焦点を遠くと手元に合わせることできるメリットがあります。ぜひご相談ください。
片目はすでに単焦点眼内レンズによる白内障手術を受けました。最近になって片目が白内障と言われました。片目だけでも多焦点眼内レンズを受けられますか?
受けられる場合があります。大宮七里眼科の医師にご相談ください。
多焦点眼内レンズにすれば手術後に確実にメガネが不要になりますか?
多焦点眼内レンズの場合には全くメガネを使用する必要がない人が大多数ですが、中にはメガネが必要となる場合もあります。特に細かい数字を見る仕事の方などの場合には、その可能性があります。
自分は70歳代ですが、自分も白内障になっている可能性があるのでしょうか?
厚生科学研究班の報告では白内障の有病率は50歳代で37~54%、60歳代で66~83%、70歳代84~97%、80歳以上で100%とされ、だれでも 年齢を重ねると白内障になってくると言えます。遠くのものや新聞の文字が見にくくなったり、光がまぶしく感じてきたら、生活に支障が出る前に眼科を受診しましょう。