大宮七里眼科

大宮七里眼科

048-686-7000

新しい3焦点眼内レンズ・パンオプティクスとファインビジョンPanoptix and Finevision

2焦点眼内レンズから3焦点眼内レンズへ

2焦点眼内レンズから3焦点眼内レンズへ

大宮七里眼科では3焦点眼内レンズであるパンオプティクスやファインビジョンを取り扱っています。

多焦点眼内レンズは遠方と近方に焦点が合うため、多くの場合でメガネが不要となります。しかし従来の多焦点眼内レンズは遠方と近方の2つの距離の焦点しか持たなかったため、中間距離には焦点が合いにくい傾向がありました。そのような欠点を改善するため、新たに3焦点眼内レンズが開発されました。

2019年に日本国内で認可を受けた3焦点眼内レンズ・パンオプティクスは従来の2焦点眼内レンズを改良し、近方と遠方に加えて中間距離にも焦点が合った眼内レンズです。そのため、パソコンの画面や、キッチンでの料理作り、カーナビなどの距離がさらに見やすくなりました。手元や遠くの見えかたは2焦点眼内レンズと同等です。

国内初承認の3焦点眼内レンズ・パンオプティクス

国内初承認の3焦点眼内レンズ・パンオプティクス

3焦点眼内レンズは近方、中間距離、遠方の3つの焦点距離を持ちます。従来の眼内レンズでは焦点の合っていなかった中間距離にも焦点を合わせることで、さらにコンピューター作業などの距離の見え方がさらに改善しました。

近年は若い人だけでなく、高齢者の方もコンピューターを頻繁に使用する機会が増え、より質の高い中間距離の視力が求められます。白内障手術後の3焦点眼内レンズ(トリフォーカル眼内レンズ)はニーズに応えるために開発されました。

3焦点眼内レンズによる快適な中間距離から近方距離の視機能

3焦点眼内レンズ(パンオプティクスやファインビジョン)の新たな焦点距離である中間距離とは、コンピューター作業、台所などで料理を作る作業、レストランでメニューを読む時などの距離のことを指します。

3焦点眼内レンズによる快適な中間距離から近方距離の視機能

乱視用3焦点眼内レンズで白内障手術と同時に老視と乱視を治療

3焦点眼内レンズであるパンオプティクスやファインビジョンは、乱視を改善するタイプのものもあります。乱視の強いケースに乱視用3焦点眼内レンズを使用することで、老眼の治療を行うのと同時に、乱視の治療もできます。

乱視用3焦点眼内レンズで白内障手術と同時に老視と乱視を治療

2焦点レンズと3焦点眼内レンズの見え方のシミュレーション

2焦点レンズと3焦点眼内レンズの見え方のシミュレーション

左)2焦点眼内レンズ  右)3焦点眼内レンズ
2焦点眼内レンズでは中間距離である写真立てやコンピューターには焦点が合いにくいが、3焦点眼内レンズでは中間距離も焦点が合いやすい。遠方(窓の外のビル)の見え方は同等。

ファインビジョンの3焦点眼内レンズ(トリフォーカル眼内レンズ)。 上下の足の部分を支えにして、眼内で固定をする。

乱視用3焦点眼内レンズで白内障手術と同時に老視と乱視を治療

このグラフは2焦点眼内レンズと3焦点眼内レンズの焦点の比較です。焦点が合っているほど見やすくなります。縦軸は上にいくほど見えやすくなり、横軸は距離を示しています。左側が遠距離、右側が近距離、真ん中が中間距離です。2焦点眼内レンズも3焦点眼内レンズ(トリフォーカル眼内レンズ)もともに遠くも手元も焦点が合っていますが、中間距離は3焦点眼内レンズfのほうが見えやすいことがわかります。

2焦点レンズと3焦点眼内レンズの見え方のシミュレーション

2焦点眼内レンズと3焦点眼内レンズの見え方のシミュレーション

2焦点レンズと3焦点眼内レンズの見え方のシミュレーション

「左:通常の2焦点眼内レンズ、右:3焦点眼内レンズ(トリフォーカル眼内レンズ)」

台所で料理をするときには立った状態で野菜などを切ります。立った状態での目線からまな板までの距離は中間距離です。3焦点眼内レンズではこのような距離の見え方が2焦点レンズよりも改善されました。

ファインビジョンについて

大宮七里眼科では、ファインビジョンと、ファインビジョン乱視用のレンズも取り扱っています。ファインビジョンはいままでの多焦点眼内レンズの欠点を改善するために開発されたレンズです。ご希望の方は大宮七里眼科の医師にご相談ください。